日々の出来事をだらだら書く
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長い長い夢の話
ファンタジー風味 私達は深い森の中を彷徨っている。 何千年もの時を生きたであろう大きく暗い森である。 そこかしこに小さな水の流れがあり、倒れた巨木の表面は苔で覆われている。 隣国へはこの森を抜けなければならないため、足を踏み入れたわけだが……。 結界が巡らされているのか、なかなか出口にたどり着くことが出来ないでいる。 長髪、長身の男が地図で方向を確かめ、がたいのいい男が周囲を見回す。 私も周囲を警戒する。誰かにつけられているのが分かったのは森に入ってすぐのことだった。 少し森がひらけたところでそうやっていると、相手から姿を現した。 行く先々で私達の邪魔をする、いつもの3人である。 彼らは私達が隣国へ持ち込む情報を狙っているのだ。 武器を構えていることから戦闘は必至。 相手は3人、こちらも3人。 1対1でぶつかり合う戦闘となる。 私は一番図体のでかいヤツと向かい合う。 ヤツとは使っている武器の性質が似ている。目には見えない刃を持つ武器だ。 どちらがより優れた使い手であるか決着をつけたいという気持ちが互いにあるのだろう。 私の武器は細身の刀、ヤツの武器は上下に大きな刃のついたクナイの様なものだ。 勿論、刃は見えないのだが光の加減により若干の形は把握できる。 リーチは私のほうが圧倒的に長い。 他の2人は戦闘を始めたようだ。 私もじりじりと間合いを詰め、一気に切りかかる。 ギイィン、と低い音がし、私の一撃が止められる。 ヤツの間合いから後ろへ一歩、素早く飛び去り、また切りかかる。 再度、受け止められる。 次いで、ヤツが大きく一歩踏み込み、横一線に腕を振り切る。 大きく上体を反らして避け、後ろへ。 呼吸を整え、跳躍、足元へ一閃、後ろへ引いたところに下から切り上げる。 が、後一歩届かず。 互いに一歩も譲らない。 長期戦の様相を呈してきたが、隣国への伝言もある。 あまり長引かせるわけにもいかない。 私はヤツに切りかかりながら、地面に陣を刻む。 局所的に地面を陥没させる術だ。 荒削りの陣と手で組んだ印を組み合わせて術を発動させる。 ヤツが陣の中にいるうちに印を組み、術を完成させる。 しかし、ヤツもこの術を読んでいたのだろう。 素早く相殺の印を組み、私の術を消し去ってしまった。 が、ヤツが印を組むことは一つの可能性として私は予想していた。 印を組んだ後は隙が出来る。 一気に踏み込み刃を振り下ろす。 大きな手応え。 私の勝ちだ。 他の2人も戦闘を終えたようだ。 相手側をそれぞれ戦闘不能にし、私達は再び森の出口を探すことにした。 しばらく歩いていると、森が完全に途切れ、広い平原に出た。 右手側には長く深く続く崖と、崖の向こう側には目指す隣国の姿があった。 国全体がどうやら防御呪文で囲まれているらしく、少し霞がかかったように見える。 更に見渡すと、国への道とみられる橋が崖に向かって右にあることが分かった。 また森の中に入らなければその橋にたどり着くことは出来ないようなので、森の中へと引き返す。 森の中ではやはり、方向感覚が鈍ってしまう。 先ほど戦闘をした場所へと戻ってしまい、3人とも閉口してしまった。 当然、手負いの敵とも再会である。 敵方の傷は互いの回復術で動けるまで治癒したようだが、完全な治療は町でもない限り受けられない。 私達は情報を早く国に持って行きたい。 お互いに隣国へ早く入りたいという条件が一致する。 敵同士とはいえ、一時休戦協定を結び、橋まで行くこととなった。 私達が見た橋まではすぐにたどり着くことが出来た。 敵方に森の術が効かない者が居たためである。 橋を渡れば隣国。 これで今回の任務は終了である。 橋を渡り始めてしばらくすると、国の上空から龍を模した飛行戦艦がこちらに向かってきた。 どこかの国へ偵察に行くにしては大きすぎるし、戦争をしに行くにしては戦力が足りない。 不自然な戦艦である。 その戦艦の砲台が一斉にこちら側に向く。 瞬間、この戦艦の任務が分かった。 分かったら有無を言わずに方向転換。全力で森に向かって走る。 走る私達の背中からけたたましい爆音。 やはり、あの戦艦は私達を排除しようとしている。 何故、と問う暇も無い攻撃。逃げるしかない。 森の入り口にある地面の窪みに身を潜めるが、そこへも攻撃が行われる。 抉れる地面、舞う土煙。 知っている限り一番頑丈な防御呪文で対抗するが、これではいつまで持つか分からない……。 …… …という夢を見た それにしても、世界観がFFチックでした 結構、楽しかった PR この記事にコメントする
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